チベット族と今回のチベット暴動について

中国には55の少数民族がありますが、今回のデモの鎮圧を発端とする暴動により多数の死傷者を出してしまったチベット族は「チベット自治区」の人口の90%を占めています。
青海省の海北、黄南、海南、果洛、玉樹などいくつかのチベット族自治州と海西モンゴル族チベット族自治州、甘粛省の甘南チベット族自治州と天祝チベット族自治県、四川省の阿ハ・甘孜自治州、及び木里チベット族自治県、雲南省の迪慶チベット族自治州にも住み、中国全土で542万人と少数民族の中では多くの人口を占めています。

私が去年訪れた四川省の阿ハ・甘孜自治州に属する「九寨溝」にも多数の人が住んでいました。
そして、この地域でも政府当局との衝突が伝えられています。

⇒ チベット民族ショー
⇒ 樹正群海 盆景灘
⇒ 白馬チベット村

漢民族が大多数を占め、権力や冨が彼らに集中しているため、少数民族は貧しい生活を強いられ、不満が年々増大してきているのが現状です。

その他、ウイグル族(840万人)が多数住む「新疆ウイグル自治区」でも、テロやデモなどの民族運動が度々起こり、今回の「チベット自治区」を中心とした暴動により、その動きが活発化するのではないかと、中国政府は警戒を強めています。

元々これらの地域はできれば独立したいという意識が根底にあるだけに、このような出来事がマスコミに取り上げられ世界に発信されるのは、オリンピックを数ヵ月後に開催する中国にとってはタイミングがあまりにも悪いといわざるを得ませんし、また、中国政府の対応が問われることにもなります。

今後、これらの問題の経過等により、その出来事がオリンピックに悪影響を及ぼすことがないよう願っています。

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