
チェコの首都プラハは、かつてはボヘミア王国の首都として栄えた千年都市です。
大国に囲まれ何度も侵略されましたが、戦争による破壊を免れ、中世の町並みが今もそのまま残っています。
そのボヘミヤ王国を象徴するのが、このプラハ城です。プラハ城の建設は9世紀末に始まり、14世紀カレル4世の時代に現在の姿になりました。
16世紀までは歴代国王や神聖ローマ皇帝の居城、18世紀までは官庁として使用され、チェコ共和国(元チェコスロバキア連邦共和国)時代には大統領官邸となり、今も一部は大統領府となっています。
プラハ城は、世界でも最も大きい城のひとつであり、長さは約570m、平均の幅は約130mあります。
城内にはゴシック様式の聖ヴィート大聖堂、ロマネスク様式の聖イジー教会のバシリカと修道院、そして宮殿、庭園、尖塔も含め、千年間のあらゆる建築様式を観ることができます。
聖ヴィート大聖堂内は全長124メートル、幅60メートルで、ミュシャ(アール・ヌーヴォーとボーテンヌーボを代表するグラフィックデザイナー。「ミュシャ」という表記はフランス語の発音によるものであり、チェコ語の発音では「ムハ」。多くのポスター、装飾パネル、カレンダー等を制作。)のステンドグラスなどで聖堂内が埋め尽くされ、荘厳な空間を演出しています。
また、大聖堂内にある、聖遺物が保管された「聖ヴァーツラフ礼拝堂」は最も有名な場所で、壁の下半分は、1300以上もの半貴石とキリストの受難が描かれた絵で美しく飾られ、壁の上半分は聖ヴァーツラフの生涯が描かれています。
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